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コラム
歯磨き粉のみで歯は白くなる!?ホワイトニングとの違いとは
2022.03.30
歯の白さは見る人に健康的で清潔なイメージを抱かせます。
誰もがなるべく白い歯を保ちたいと考えながらも、毎日の生活で少しずつ歯は汚れていきます。
すぐに生活を変えることは難しいですが、毎日の歯磨きを少し変えるだけで、歯の白さを長持ちさせられる可能性もあります。
今回は、歯磨き粉を使ったホワイトニングについてご紹介します。
目次
●ホワイトニング歯磨き粉について
最近は、ホワイトニングを重視した歯磨き粉が一般人にも手に入れやすくなりました。
しかしその反面で、様々な種類の製品があるために、選び方に困ったという方もいるのではないでしょうか。
ホワイトニング歯磨き粉の選び方について気になる方は、ぜひ以下を参考にしてみてください。
<有効成分を確かめよう!>
まずは、有効成分が含まれている製品かどうかを確かめましょう。
以下に代表的な成分について記載していますので、購入前に確認しましょう。
・「ポリリン酸」
歯の表面についた汚れだけではなく、着色汚れに対しても効果が期待できます。
さらには、歯の表面をコーティングするため、使った後には汚れがつきにくくなるので、白い状態の歯が保ちやすくなります。
・「ハイドロキシアパタイト」
研磨剤の含有量が多い製品を毎日使っていると、過度に歯の表面を傷つけてしまいます。
ホワイトニング剤を使うことが多い方は、通常よりも粒子の小さなハイドロキシアパタイトが含まれている製品を選ぶと良いでしょう。
汚れを吸着して歯垢や着色汚れを取り除く効果が期待できます。
歯のエナメル質に近い成分であるため、歯の表面にできた細かな傷を埋めて、歯垢や着色汚れを歯につきにくくします。
・「フッ素」
ホワイトニングとともに、強い歯を作りたい時にはフッ素成分が含まれている製品を選ぶと良いでしょう。
歯の再石灰化を促進するため、虫歯になりにくい歯へと導きます。
<「ラウリル硫酸ナトリウム」を避けてみる>
歯磨き粉にはラウリル硫酸ナトリウムが含まれていることが多いのですが、ホワイトニング歯磨き粉では、ラウリル硫酸ナトリウムが含まれていない製品を選ぶのがおすすめです。
ラウリル硫酸ナトリウムは発泡剤の一種で、泡立ちやすく歯をしっかり磨けたような感覚になります。
しかし、ホワイトニング歯磨き粉の場合は歯ブラシの角度を変えながら1本ずつ丁寧に磨くことが推奨されるため、むしろ泡がない方が磨きやすいと感じる方もいるでしょう。
着色だけでなく食べかすなどの汚れをしっかり落とす歯磨き本来の目的を果たすためにも、ラウリル硫酸ナトリウムが含まれる歯磨き粉は避けてみてもよいでしょう。
●ホワイトニング歯磨き粉と一般歯磨き粉の違い
一般的な歯磨き粉には、主に研磨剤や発泡剤などの汚れを落としやすい成分が含まれています。
歯のお悩みに特化した製品も数多く存在しており、「歯周病」・「口臭」・「虫歯予防」・「子供用」など目的に合わせた複数の成分が組み合わされて作られています。
ホワイトニング専用の歯磨き粉には、前述したように着色汚れを落としやすく・くっつきにくくする成分を主に配合しています。
●ホワイトニング歯磨き粉を使うメリット
では、一般の歯磨き粉ではなくホワイトニング歯磨き粉を使用するメリットはどこにあるのでしょうか。
・着色汚れの除去に特化している
多くのホワイトニング歯磨き粉には研磨剤が含まれており、歯の着色汚れを効率よく落とせます。
普段の歯磨きにプラスするだけで手軽にホワイトニング効果を得られることも、大きなメリットだと言えるでしょう。
ホームホワイトニング用の特別な道具もいらず、ドラッグストアや通販で手軽に購入できることも魅力の一つです。
口臭や歯周病予防に関する悩みはなく歯の色味に関してお悩みであれば、ご使用をおすすめします。
・着色予防にも効果がある
ホワイトニング歯磨き粉に含まれているポリリン酸などには歯をコーディングする効果があり、着色予防にも効果があります。
歯科医院でのホワイトニング後、ホワイトニング歯磨き粉を使い、色のキープを目的にする方もいます。
今より歯の色をくすませたくない方や、着色汚れを落としながら悪化を防ぎたい方は検討してみるとよいでしょう。
・安価にホワイトニングできる
一般的にホワイトニングというと、歯科医院でおこなうホワイトニング治療を想像する人が多いかもしれません。
ホワイトニング治療は保険適用外であるため、治療費だけで考えるとホワイトニング歯磨き粉の方が安価です。
まずは手軽なところから試してみたいという方は、ホワイトニング歯磨き粉が一つの選択肢になるでしょう。
●ホワイトニング歯磨き粉を使うデメリット
ホワイトニング歯磨き粉はとてもメリットの多いアイテムですが、デメリットがないということではありません。
ホワイトニング歯磨き粉のデメリットを確認し、使用を検討してみてください。
・歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性がある
前述の通り、研磨剤の含有量が多いホワイトニング歯磨き粉を長期間使っていると、却って歯を傷つけてしまう可能性があります。
ハイドロキシアパタイトのように粒子が細かく歯を傷つけにくい成分が含まれているホワイトニング歯磨き粉を使う方法もありますが、どちらにしても使い過ぎは禁物です。
また、エナメル質の傷は鏡で見ただけでは分かりづらく、自分の歯の状態が分からないこともあります。
歯科医院で検診を受けながら使うなど対策していきましょう。
・歯茎に炎症が起きる可能性がある
研磨剤は硬くザラザラしており泡立ちにくいことが特徴です。
歯と歯茎の間にある歯周ポケットに研磨剤が入りこんでしまった場合、炎症の原因になることもあるため注意しましょう。
ホワイトニング歯磨き粉を使った後は丁寧にうがいをして、口の中をすすぎ洗いするように綺麗にしましょう。
歯科医院の定期検診を受けていれば早期発見できるため、自己判断に頼らずチェックしてもらうことをおすすめします。
●まずは歯医者でのホワイトニングを
ホワイトニングに興味があり、初めてホワイトニング歯磨き粉を購入したいと考えた時には、まずはかかりつけの歯科医院に相談することをおすすめします。
歯の状態によっては、ホワイトニングをおこなう前に、今ある汚れを落とすことを優先する方が良いかもしれません。
素早く効果的な白い歯を手に入れたい時には、歯科医院でおこなえる医療用の薬剤を使ったホワイトニングが効果的です。
定期的に歯科医院を受診しても歯が着色しやすい方や、「コーヒー」・「紅茶」・「チョコレート」など歯に着色しやすい食品が好きな方は、表面汚れに対してのホワイトニング歯磨き粉の利用だけでは、歯を白くするのが難しくなります。
歯科医院で専門的なホワイトニングをおこなって、ご自宅のケアとしてホワイトニング歯磨き粉を利用すると良いでしょう。
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■ホワイトニング後に気を付けること
●まとめ
手軽におこなえるホワイトニング歯磨き粉についてご紹介しましたが、歯の黄ばみや着色について悩みがある方は、まずはかかりつけの歯科医院に相談してみることが一番です。
ホワイトニングをおこなえる歯科医院では、歯磨き粉では対応しきれないような汚れに対してもアプローチができます。
専門的なホワイトニングを受けた後に、ご自宅でのケアとしてホワイトニング歯磨き粉の活用をおすすめします。
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■オズデンタルクリニックのホワイトニング施術について
監修者
小笹 康寛 | 院長
患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。