歯並びを矯正するマウスピースとは。ワイヤー矯正とどう違う?

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コラム

歯並びを矯正するマウスピースについて

2023.05.17

歯並びを矯正する治療方法と聞いて誰もがまず思い浮かぶのが、ワイヤー型を利用した昔ながらの方法ではないでしょうか。

見た目が目立つ矯正方法のため、周囲の人が治療しているのを見てなんとなくあまり良くないイメージを持っているという方もいるかもしれません。
しかし、実は近年では新しい治療方法があることをご存じでしょうか。

今回は、特に大人になってから歯並びが気になりだしたという方にとって見逃せない情報を記載した、歯並びを矯正するマウスピースについてのお話です。
 

■ワイヤー矯正のデメリット

新しい矯正の治療方法を説明する前に、まずは従来おこなわれていた方法の特徴についてご紹介します。
従来のワイヤー矯正は伝統的な方法であり、どのような歯科医院であっても普遍的な治療がおこなえる方法でした。
幅広い歯並びの方に利用できるため、骨格の変化が大きな子供にも使用していました。
しかし、従来の矯正では、次のようなことに悩む方がいました。

〇装置が目立つ
歯の表面に設置する矯正方法以外にも、見た目が目立たないように歯の裏側を矯正する方法もありますが、裏側の矯正は難易度が高いため、歯科医師の豊富な経験と技術力が必要です。
基本的には、歯の表面に設置していることが多く、矯正していることを知られたくない方には向いていませんでした。

〇口内が傷つきやすく痛みを感じやすい
装置の影響により、口内の粘膜に傷がつきやすくなるため、口内炎や出血などのトラブルが起こりやすくなります。
また、歯に力をかけてワイヤーを設置しているため痛みを感じることもあります。

〇取り外せない
一度設置したワイヤーは、基本的には治療が完了するまで取り外せません。
歯磨き時などもつけたままになるため、器具にある小さな隙間を磨く手間がかかってしまいます。
寝ている時にも装着したままになってしまうので、口を閉じることが難しく、口腔内が乾燥しやすくなるため様々な口腔内のトラブルが発生しやすくなる可能性もあります。
 

■マウスピースで矯正するメリット

マウスピース型の矯正方法は、上記のようなワイヤー型矯正の悩みを解決できます。

〇目立たない
もともとの歯に透明なマウスピースを装着して矯正をおこなう方法なので、あまり違和感なく、周囲の人にも外見上、自然な印象を与えます。
そのため、治療中でも他の人の目線を気にせずに過ごせます。

〇傷がつきにくく痛みもほぼない
鋭い形の素材は使用していないので、使用する器具で口の周囲を傷つける心配がありません。
また、無理やり矯正しているわけではないため、痛みを感じることはほとんどありません。
矯正をしている間のストレスもワイヤー型に比べると格段に少なくなります。

〇取り外しできる
ワイヤー型とは異なり、好きな時に自分で取り外しできます。
そのため、食事中や歯磨きの時などにも邪魔に感じることはありません。
器具や歯の間に食べ残しが詰まることもないので、より良い口腔内の環境を保つことができます。
重要なプレゼンテーション・スポーツの試合などのシーンで、治療に支障のない範囲で外すことも可能です。
再装着する際も歯科医師の手が要らないので、気軽にメンテナンスしやすくなりました。
また、見た目を気にする思春期のお子様が「ワイヤー矯正は目立つので嫌だけど、マウスピース矯正なら治療してみようと思える」と感じることもあるでしょう。

〇プラスチック製なので金属アレルギーでも使える
マウスピース矯正に使うのは基本的にプラスチック素材で、ワイヤー矯正のように金属を使いません。
セラミックワイヤーを使ってアレルギー対策していく道もありますが、全ての歯科医院で対応しているとは限らないので注意しましょう。
ニッケル素材と比較してアレルギー反応が出にくい、チタン合金についても同様です。
アレルギーの方でも使いやすく、かつ数日使ったら交換できる清潔さを重視したい方にこそ、マウスピース矯正がおすすめです。
 

■マウスピース矯正のデメリット

優れた手法であるマウスピース矯正ですが、メリットだけでなくデメリットもあるので注意しましょう。
下記では、代表的なデメリットと解消法を紹介します。

〇装着の決まりを守って正しく治療する必要がある
マウスピースは手軽に取り外せるのが利点ですが、「痛いから」「違和感があるから」と外してばかりいては、当然ながら矯正の効果が発揮されません。
原則として1日20~22時間程度は装着することをイメージしておきましょう。
つまり、食事や歯磨きのとき以外は基本的につけたままにするのが理想です。
治療期間が長引いてしまうとストレスになるので、計画通りに終わらせたい方こそ特に注意しましょう。
また、マウスピースの装着手順を誤って適切にフィットできていなかったり、口腔ケアを忘れて虫歯や歯周病になってしまったりするのも問題です。
慣れるまでは何度か確認しながら使うようなイメージで、活用していきましょう。

〇マウスピースが使えないこともある
下記に該当する場合、マウスピース矯正だけではカバーしきれないこともあるのでまずは歯科医院に相談してみましょう。

・出っ歯
・奥歯の噛み合わせがズレた歯
・中心が大幅にズレた歯

現在のマウスピースは全体矯正だけでなく部分矯正にも対応できるようになっており、少しずつ対応症例の幅も拡大してきました。
歯がない場所や、すきっ歯・八重歯にも使えるのが利点です。
しかし、歯の状態次第ではマウスピース矯正が利用できず、ある程度歯並びが整うまでワイヤー矯正にせざるを得ないケースもあります。

〇歯科医師により治療の質が変わる
歯科医院に限ったことではありませんが、歯科医師により治療の質が変わることもあります。
不安なときは、カウンセリングの質や過去の症例を見せてもらいながら決定してもよいでしょう。
または、噛み合わせや歯並びについて詳しい日本顎咬合学会認定医が在籍しているクリックを選ぶなど、客観的な評価に頼る方法もおすすめです。

〇治療の期間・流れ・完了後のイメージが明確
マウスピース矯正の場合、あらかじめ歯を3Dスキャニングしてデータ化し、ひとりひとりに合ったマウスピースを準備します。
少しずつマウスピースを作り替える過程や流れを可視化できるので、患者様本人もイメージしやすくなるのがメリットです。
治療中の歯の動き・治療完了後の歯並びについても、視覚的にわかりやすく説明してもらえます。
「口頭の説明だけではなかなかイメージできない」「結局どう治療しているのかわからなかった」という経験がある人は、シミュレーションを依頼してみましょう。
また、完了後のイメージができていると、治療のモチベーションにもつながるものです。
理想通りの歯並びを思い浮かべながら、治療を頑張りましょう。

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■まとめ

歯並びを矯正する治療には、従来のワイヤー型以外にも、最近ではマウスピース型を使用する方法があります。

この治療方法では、日常生活を過ごす時に負担に感じるシーンも少なくなるため、抵抗感のある方や、初めて矯正するという方でも安心・安全に治療をおこなえます。

また歯の矯正というと、子供がしているイメージですが、近頃、周囲の人の目が気になってきたという大人にもおすすめの治療方法です。
歯並びが気になってはいても、今まで治療をおこなえなかったという方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

かかりつけの歯科医院でマウスピース型の矯正をあつかっていない時には、
当院オズデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
京都でセラミック治療やホワイトニングなど歯をきれいに保つ審美に力を入れております。

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小笹 康寛 | 院長

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