ホワイトニングはできる?矯正治療中の注意点

京都歯科医院オズデンタルクリニック

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コラム

矯正治療中でもホワイトニングはできるの?

2021.04.15

歯列矯正することで、歯並びのコンプレックスを自信に変えたい!と思う人は多いものです。一方で、歯並びは綺麗で自信があっても、汚れや着色がひどく自分の歯に十分な自信が持てない人もいるでしょう。
なかには、矯正治療とホワイトニングを同時進行ですることで、矯正完了と同時に理想の歯になれるよう対策する方法もあります。今回は、矯正治療中でもホワイトニングできるかどうか種類ごとに解説します。
 

■矯正の種類によってはできないことも

矯正治療中にホワイトニングできるかどうかは、矯正の種類によって変わります。ここではホワイトニングできないケースをみていきましょう。

〇歯の表面に矯正器具がある場合
ホワイトニングは、歯の表面に薬を使うことで汚れを落とし、色を白くしていく治療方法です。歯の表面の矯正器具があって取り外しができない場合、器具がある部分にはホワイトニング剤が浸透しないため、白くならない部分が出てきてしまいます。
ホワイトニングの効果が十分に得られませんので、矯正の完了を待ってからホワイトニングするのが一般的です。

〇自宅でのホワイトニングは原則できない
自宅でするホームホワイトニングは、マウスピースに薬剤を入れることで薬剤の浸透をおこないます。矯正器具を使っている場合、このマウスピースがしっかり歯にフィットしない可能性があるので、避けておいた方がよいでしょう。無理にやってしまうことで、薬剤が浸透する場所と上手く浸透しない場所が分かれ、ムラのように現れてしまうケースがあります。
完全に矯正器具を外せるマウスピース矯正であればホームホワイトニングでも可能ですが、矯正中であることにより、通常より痛みに敏感になる人もいます。万が一痛みが強くなってしまったときに適切なアドバイスが受けられるよう、ホワイトニングは歯科医院ですることをおすすめします。

■矯正治療中でも、ホワイトニングができる場合

次に、矯正治療中でもホワイトニングできるケースについてピックアップしてみます。

〇マウスピース矯正をしている場合
マウスピース矯正は医師に頼らず自分で取り外しできるため、外した状態でホワイトニング施術を受けられます。食事中や歯磨き中に外すことも多い矯正器具ですから、治療の影響をあまり受けずにホワイトニングできるでしょう。

〇歯の裏側に矯正器具がある場合
ホワイトニングは一般的に歯の表面に薬を使うため、矯正器具が裏側にあればホワイトニングできる場合があります。
実際の歯並びや器具の位置を診ながら判断する必要がありますので、信頼できるクリニックに相談しましょう。

〇保定期間に入っている場合
矯正治療が終わりに近づき、リテーナーをつけている場合、ホワイトニングを受けやすくなります。リテーナーは「保定装置」とも呼ばれ、矯正後に歯が元の位置に動いたり変に傾いたりしないよう、弱い力でしばらく歯を支えて位置を固定するために使われます。
自分で取り外せるタイプのリテーナーであれば、保定装置を外した状態でホワイトニングを受けられます。もし自分で取り外せないタイプのリテーナーであったとしても、ほとんどのリテーナーは歯の裏側につけることが多いため、ホワイトニングの邪魔にはなりません。

■矯正治療中にホワイトニングする場合の注意点

では実際に矯正治療中にホワイトニングする際の、事前に知っておきたいポイントや注意点を紹介します。

〇ホワイトニングできない箇所がないかチェックする
ホワイトニング治療できるケースでも、矯正治療の方法や歯の状態によって、ホワイトニングの効果が及ばない場所があります。
マウスピース矯正のひとつである「インビザライン矯正」をおこなっている場合、歯にアタッチメントをつけていることがあります。マウスピース自体は取り外しできても、このアタッチメントは自分で取り外せないため、それ以外の部分だけがホワイトニングされるようになるでしょう。
アタッチメントがない部分から薬剤は浸透しますが、サイズによっては十分な効果が得られない可能性があります。アタッチメントの位置や歯の状態に合わせて歯科医師に判断してもらう必要があります。

〇歯並びの影響を受ける箇所がないかチェックする
歯並びが悪く凸凹している場合、薬剤を塗布しづらくなる場合があります。歯と歯が重なり合うようになっていると、薬剤が届かない箇所が出ることも考えられるでしょう。
その場合、歯並びをある程度整えてからホワイトニングするのが効果的です。なるべく高い効果を得たい人ほど、自分の歯の状態をしっかり診察してもらいながら施術のタイミングを相談していきましょう。

〇ホワイトニングのタイミングを相談する
ホワイトニングできる矯正方法であったとしても、いつでもホワイトニング治療に適しているというわけではありません。これから矯正治療を検討しているのであれば、矯正する前、もしくは完了した後に続けておこなうのが歯を綺麗に見せる理想的な手段です。
矯正器具をつけることで、歯ブラシが上手くできなかったり、食べカスや汚れが取りづらくなったりすることもあります。治療の合間を縫って定期的にクリーニングし、虫歯や歯周病の予防にも努めましょう。

〇沁みやすい可能性について知っておく
ホワイトニングは、矯正中でなくても多少沁みるような痛みが発生するケースがあります。
ほとんどの場合は当日~1日程度で痛みは気にならなくなりますが、矯正中はより沁みやすくなる可能性があるため、痛みが強くなったり、痛む期間が延びたりすることが考えられます。痛みが出た時の対応方法を事前に聞いておくのがよいでしょう。
また、新しい矯正器具を装着したばかりのときや、調整をかけたばかりのときは避けてホワイトニングするのがおすすめです。

〇クリニックにより方針が異なる
矯正中にホワイトニングできる器具とできない器具がありますが、なかには歯列矯正中のホワイトニングに消極的なクリニックもあります。
一方、矯正の前後でホワイトニングを勧めるクリニックもあり、それぞれ方針が違うことを理解しておきましょう。まずはかかりつけ医や、矯正に強いクリニックもしくはホワイトニングに強いクリニックに相談し、治療プランをいくつか聞いてみるのが第一歩です。

〇基本的な健診を欠かさずに!
矯正の種類にかかわらず、ホワイトニングできないケースがあります。
虫歯や歯周病がある、歯のエナメル質に大きな傷がある、知覚過敏である、妊娠中・授乳中などの場合は、他の治療を優先してからホワイトニングします。場合によっては矯正治療自体を見直す必要がありますので、何よりも基本的な健診が欠かせません。
事前にしっかり健診したうえで、今の状態や治療計画を分かりやすく説明してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
 

■まとめ

歯列矯正とホワイトニングを同時もしくはあまり長期間に及ばないように取り入れることで、綺麗で美しい理想の歯を手に入れやすくなります。
ただし、ホワイトニングする適切なタイミングは、歯の状態や矯正の方法によりひとりひとり異なります。場合によっては、同時におこなわず後から(もしくは矯正前に)ホワイトニングするのがベストだと判断されることもあるでしょう。
まずは歯科医師に相談し、自分にとってベストなタイミングを見つけるところから始めます。無事に治療が完了し、人前でも自信を持って笑顔が出せるようになると毎日が明るくなりそうです。

院長

監修者

小笹 康寛 | 院長

患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。

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