歯科医院とエステサロンのホワイトニングは違う?メリットデメリット

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コラム

歯科医院とエステサロンのホワイトニングは違うのか?

2023.05.25

歯のホワイトニングをする際、歯科医院で施術を受けるパターンと、エステサロンで施術を受けるパターンがあります。
それぞれのホワイトニングにどんな差があるのか、違いやメリット・デメリットについてご紹介します。

大きな違いとして挙げられるのは、歯科医師や歯科衛生士と、エステサロンに勤めるエステティシャンとでは、おこなえる施術に差があることです。

〇歯科医院の場合
歯科医院の場合、医薬品を用いたホワイトニング施術がおこなえます。
ホワイトニングのためには、殺菌や漂白作用のある過酸化水素や過酸化尿素を使用しますので、歯そのものの汚れや着色を落とせます。
ただし、これらの医薬品は歯科医師もしくは歯科医師の指導を受けた歯科衛生士しか扱えません。
効果の高さ、事前や事後の診察、アフターフォローが受けられることが特徴的です。

〇エステサロンの場合
エステサロンの場合、医薬品を用いたホワイトニング施術はできません。
歯の表面についている着色汚れを除去するために、ポリリン酸ナトリウムを使用したホワイトニングをします。
わずかに内部の色素沈着を除去する効果が見られますが、漂白作用のある「過酸化水素」を使用していないので、エステサロンでの施術を繰り返しても、歯科医院と同じようなホワイトニングの白さは得られないとされています。
比較的安価でできること、短時間で施術が完了することが特徴的です。

■メリット・デメリット

それぞれのメリットやデメリットはどのような点があるのでしょうか。
自分が目指す歯や希望に応じて特徴を比較したうえで、ホワイトニングする場所を選んでみましょう。

〇歯科医院のメリット
歯科医院でのホワイトニングは、漂白や色素汚れの除去に適した医薬品を使用することにより、歯を白くする効果を高められるのが特徴的です。
歯科医師や歯科衛生士など有資格者による施術が受けられるのもメリットでしょう。
また、自分では気が付かないような虫歯、歯周病、歯槽膿漏などのトラブルがあった場合にも、事前の診察で歯科医師が気づいたり、治療してもらえたりします。
口内の健康状態に気を配った上でホワイトニングをおこない、ホワイトニング後のアフターフォローやメンテナンスも定期的に受けられます。

〇歯科医院のデメリット
ホワイトニングは自由診療のため全額自己負担であり、費用面の負担が発生します。
また、使用する医薬品との相性によっては、歯がしみる可能性もあるでしょう。
事前に虫歯や歯周病などを治療したり歯石を取ったりする場合は、ホワイトニング完了まで期間を要することもあります。
事前に料金相場を聞いたり、必要期間について相談したりして、納得の上で施術を開始しましょう。

〇エステサロンのメリット
エステサロンのメリットは、リーズナブルな価格設定にあります。
サロンごとにキャンペーンをおこなっていたり、ポイント制を採用することで割引が受けられたりする場合もあります。
出費をできるだけ抑えたい人や、少しだけ汚れを落とせればいいという人には向いています。

〇エステサロンのデメリット
本来の歯以上に白くしたい場合には向きません。
歯表面の着色汚れは落とせても、歯そのものの色を白くしたい場合は、歯科医院でホワイトニングする方がよいでしょう。
また、口の中に手を入れて施術するためには、歯科医師免許や歯科衛生士免許が必要です。
これらの資格を有していないエステサロンであれば、エステティシャンから説明を受けた後、自分でホワイトニングをおこなう「セルフホワイトニングサロン」となりますので、人にやってもらうことや効果に重点を置くのであれば、歯科医院でホワイトニングする方がよいでしょう。

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ホワイトニングの効果

■美容医療はクーリングオフの対象になるの?

質の高い美容医療を提供するエステサロンが多い一方、なかには説明不足による料金トラブルや施術トラブルが起きるケースもあるので注意しましょう。
最後に、特定商取引法における美容医療の扱いについて解説します。

〇 「美容医療」の場合、条件次第ではクーリングオフできる
クーリングオフとは、契約締結から一定期間内(現在は8日以内)であれば契約を撤回・解除できる制度です。
原則として一度締結した契約は無条件で撤回できないものとされていますが、特定の取引に限定してクーリングオフが認められています。
美容医療に当たるエステサロンの契約は特定商取引における「特定継続的役務提供」に該当するので、クーリングオフの対象となりました。
平成29年12月からは「歯牙の漂白」としてホワイトニングについても明記されています。

ただし、契約期間が1ヶ月を超え、かつ契約金額が5万円を超えるケースのみが対象なので注意しましょう。
よく考えないまま契約するのは避けるべきですが、万が一の後悔やトラブルがありそうな場合はクーリングオフがひとつの選択肢となります。

〇 【福岡県】ホワイトニングを巡る実際のトラブル事例
福岡県では、セルフホワイトニングエステの契約に関する注意を促しています。

・セルフホワイトニングと記載されていたが実際にはスタッフの手が加わった
・長期継続しないと効果がないと勧誘され、48回コース15万円を支払った
・施術から数時間後に歯が傷んだ
・解約を申し出たが解約できないと言われた

ホワイトニングは、使用する薬剤の種類・塗布のやり方・薬剤を使用する時間などにより効果が変動します。
技術に確かな安全性が確認できない場合、痛みや腫れにつながることもあるので注意しましょう。
また、痛みが出た場合でも、痛みの程度が正常の範囲内なのか明らかに強い痛みなのか自己判断するのは危険です。
悩んだときは歯科医師・歯科衛生士など歯のプロに相談し、治療すべきかチェックしてもらうのがポイントです。

■どこでホワイトニングすべきか迷ったときのチェックリスト

どこでホワイトニングすべきか迷ったときは、下記のポイントをチェックしてみましょう。

〇施術担当者の専門知識や経験
施術担当者にホワイトニングや歯科に関する専門知識があり、それに伴う十分な施術実績があるか調査しましょう。
歯科医師や歯科衛生士は歯に関する国家資格を有しているため、知識面での信頼性が高いです。
また、その土地で開業して歴史のあるクリックやホワイトニングに強いクリニックであれば、豊富な症例を持っているかもしれません。
一方、なかには施術経験の浅いアルバイトが担当するエステサロンもあるので注意が必要です。

〇カウンセリングの丁寧さ
歯科医院にしてもエステサロンにしても、丁寧なカウンセリングをしてくれる場所を探すのがおすすめです。
ホワイトニングしたい目的や理想像を正確に伝え、料金・プラン・施術後の注意点も含めて聞いておきましょう。
また、ホワイトニングのいい面だけでなく悪い面も伝えてくれる歯科医院にする方法もあります。
無理な勧誘や安請け合いがなく、「万が一痛みが出たときには…」「必ずしも理想通りになるとは限らないがここまではできる」などの事例を話してもらうことで、施術後のイメージも固まります。

〇もしトラブルが起きたときの対処法
万が一強い歯の痛みや仕上がりイメージとのズレが出たときに、安心して相談できる場かどうか比較しましょう。
歯科医院であればホワイトニング以外の相談や歯のトラブルにも対処できるので、総合的なアドバイスをもらえます。
困ったときにそのまま歯科医師に相談できるためトラブルの早期発見・早期治療につながり、タイムラグもありません。
一方、エステサロンには治療に特化した人がいるとは限らず、結局トラブル時には歯科医院へ行かなくてはなりません。
その段階で初めて歯科医院を選んでいると、治療につながるタイミングが遅くなってしまう可能性があります。
普段からかかりつけの歯科医を決めておくなどして、対処していきましょう。

■まとめ

ホワイトニングを検討する際は、どこでやるのか、誰にやってもらうのかも含めて考えることが大切です。
歯の表面だけを綺麗にしたいのか、歯そのものも綺麗にしたいのかによって変わる可能性もありますので、アフターフォローやメンテナンスも意識しながら、慎重に選んでいきましょう。

当院のホワイトニング施術も併せてご覧ください。

ホワイトニング

院長

監修者

小笹 康寛 | 院長

患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。

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