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コラム
歯のメンテナンスはすべての人に必要?
2023.05.01
近年、日本でも男女問わず歯のメンテナンスをする機会があります。
25年ほど前に「芸能人は歯が命」というフレーズが流行しましたが、今や芸能人に限らず、「歯が綺麗な方が物事を有利に運べる」と考える人の利用も増えてきたのです。
■ビジネスマンの男性の利用も多い
歯のメンテナンスや、審美目的の受診は、ビジネスマンの利用も多くなりました。
歯並びのよさ、歯の綺麗さ、歯の白さ、口臭ケアなど、さまざまな観点から口腔内トラブルを改善しようという見方も出ています。
〇自己管理を怠りたくない
歯のトラブルは、日常生活に大きな影響を及ぼします。
むし歯、歯槽膿漏、歯周病などの病気にかかってしまうと、時には仕事を早退したり有給を取って休んだりしながら歯科医院に通う必要性も出てきます。
普段から風邪やインフルエンザに備えて対策するのと同じように、歯のトラブルにもしっかり向き合い、自己管理を徹底したいというビジネスマンの心理が見られます。
〇初対面の印象をよくしたい
さまざまな人と会う機会のあるビジネスマンこそ、初対面の印象をよくしたいと思うものです。
服装、髪型、靴、立ち振る舞いに気を配るのと同様に、歯の見た目を整えるのもよいでしょう。
逆に、歯が黄ばんでいたり著しく汚かったりする場合、相手に嫌悪感を与えてしまいかねません。
清潔感をアピールするためにも、欠かせない要因になりつつあります。
〇取引先と遠慮なく食事を楽しみたい
取引先との接待や付き合いで食事に行く機会のあるビジネスマンにとって、自分の歯を気にすることなく食事や会話に集中できる環境は重要です。
口を大きく開けることで汚れが目立ってしまったり、矯正器具や歯の隙間に食事が挟まったり、口臭に気を付けなければいけなかったりすることは、大きなストレスとなるでしょう。
仕事上のチャンスが期待できる食事の場だからこそ、遠慮なく楽しみたいと思うビジネスマンが多いことも分かります。
〇自分の笑顔や外見に自信を持ちたい
自然で清潔感のある歯を維持することによって、自分に自信が持てるようになります。
白く綺麗な歯は若々しい印象を与えますので、清潔感のある自然な笑顔も見せられるようになるでしょう。
相手に好印象を抱いてもらうことが重要なビジネスの場において、歯のメンテナンスによるメリットは非常に大きいと言えそうです。
〇マスクを外すのに抵抗がなくなる
新型コロナウイルス感染症が流行してからマスクのある生活が当たり前になりましたが、食事・喫煙・写真撮影などのシーンではマスクを外すことも多いでしょう。
しかし、コロナ禍で歯科医院の受診を控えてしまっていたことが原因で、むし歯・歯周病のみならず歯の着色など気になる問題が出てくることがあります。
特に歯の不健康が原因で生じる口臭は、マスクを外したときより目立つようになるので注意しましょう。
歯のメンテナンスがしっかりできていれば、マスクを外すのに抵抗がなくなります。
取引先との会食・大規模な会場でのプレゼンテーション・写真撮影などがある方こそ、今あらためて歯の健康を意識するべきタイミングなのかもしれません。
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■海外では歯が綺麗なのは常識
海外では、日本以上に歯のメンテナンスに対する意識が高い傾向にあります。
歯科矯正やホワイトニングのハードルも低く、白く綺麗な歯並びを得るためなら抵抗なくおこなう人が多いのです。
〇ビジネスマンの出世の条件
歯のメンテナンスはビジネスマンのたしなみとされ、社内外の評価に影響が出たり、出世の必須条件とまで言われたりする地域もあります。
健康的で清潔感のある見た目を維持し、自分の外見や健康にきちんと投資できている人として判断され、評価が上がるのでしょう。
〇子供の歯のメンテナンスに対しての意識も高い
子供に対して歯のメンテナンス方法を教えたり、小さい頃からかかりつけの歯科医院を持っていたりすることも、当たり前におこなわれています。
小さい頃から歯を意識しておけば、高齢になっても健康な歯を多く残せるでしょう。
歯を一生ものの財産として考え、日頃のブラッシングや定期健診の重要性を伝え続けています。
乳歯の頃から歯並びをチェックしたり、永久歯への生え変わりがスムーズであるか診たりすることも多く、歯科医院がより身近な存在となっています。
「何か困ったことがあったら歯科医院へ」ではなく、「日常的なメンテナンスのために歯科医院へ」というスタンスが強いので、通うのが当たり前な場所として根付きました。
結果的にもしもむし歯や歯周病になってしまったときの相談も早くなるので、早期発見・早期治療がかないます。
歯科医院への心理的抵抗感をなくしたいご家庭こそ、小さなうちから歯科医院へ行く習慣をつけましょう。
■高齢になってからも歯のメンテナンスが重要
乳幼児やビジネスマンはもちろん、高齢者が歯のメンテナンスをすることも大切です。
歯は全身の健康につながっていると言われるので、健康寿命を延ばしたい方こそ歯に目を向けてみましょう。
〇歯がない状態で放置するのは非常に危険
高齢になるとどうしても歯のトラブルが起きやすくなり、やむを得ず抜歯することも増えていきます。
しかし、他の歯が健康だからといって人工歯を使わないのは、大きなトラブルにつながるケースがあるので注意しましょう。
例えば、失った歯の両側が少しずつ傾いてしまい、歯の噛み合わせが悪くなるなどです。
一見問題なく噛めているように見えても、いつの間にか片側の歯でばかり噛む癖がついてしまっていたり、歯並びに影響してどんどん咀嚼力が下がってしまったりすることもあるのです。
抜歯して痛みや腫れがおさまったからと安心せず、自分に合った人工歯を使うことが大切です。
〇将来の要介護リスクが高くなる
研究によると、歯が19本以下の人は、歯が20本以上現存している人と比べて要介護リスクが高くなるといわれております。
咀嚼力が下がると胃腸など消化機能のダメージも蓄積しやすく、「硬いものではなく柔らかいものが好き」「あまり噛まずに丸飲みしてしまう」ということが起こります。
噛む力は全身運動に与える影響も大きく、筋力の低下につながるので特に注意しましょう。
「よく噛むことは健康にいい」と言われている通り、噛む回数や負担のない咀嚼を意識することが大切なのです。
〇より老けて見える
歯の噛み合わせがズレている・抜歯したままで人工歯を使わないなどの状態を放置してしまうと、顔周りの筋力が下がってより老けて見えてしまうのも問題です。
昔と比べて顔の皮膚が下がったり、呂律が回らなくなって言葉を伝えづらくなったりすることもあるでしょう。
見た目にもコミュニケーションにも与える影響が多いからこそ、いつまでも若々しくいたい方は歯のメンテナンスを重視するのがおすすめです。
また、歯の着色や歯茎の下がりが起きてしまうと、人からどう見られている気になって口を開けて笑ったりするのを控える方も多いです。
自信のなさがいつの間にか「ぶっきらぼうな人」「いつも怖い人」と思われる原因となってしまうこともあるので、注意しましょう。
■まとめ
近年では歯のメンテナンスに対しては、職業、年齢に関わらず、幅広い人たちが気を配るようになりました。
子供から高齢者、見た目や審美を重視したい女性はもちろん、ビジネスの場で自分に自信を持ちたい男性や、取引先・上司・同僚からの評価を上げたいビジネスマンが取り組む機会も増えています。
正しいケアの方法を知り、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることにより、健康で美しい歯を手に入れたいものです。
当院の予防メンテナンスも併せてご覧ください。
監修者
小笹 康寛 | 院長
患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。