ホワイトニングでどうして歯が白くなる?歯が黄色くなる原因から解説

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コラム

どうして歯が白くなるの?ホワイトニングの仕組みについて解説!

2023.02.06

歯が白くて美しい人は、第一印象や笑顔まで美しく見えることがあります。
その一方で、歯が黄ばんでいると自信が持てないという人もいるでしょうし、他人に清潔なイメージを与えることが難しいこともあるでしょう。

歯が黄ばんでしまう原因を知ることで正しく予防するとともに、ホワイトニングにより歯が白くなるメカニズムを学んでいきましょう。

■なぜ歯は黄ばんでしまうのか

まずは、歯が黄ばむ原因を知ることが大切です。
加齢によるものもあれば、自分の生活習慣が原因になっているものもありますから、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

〇ステインの沈着
コーヒー、紅茶、ワイン、チョコレート、ぶどうジュースなど、タンニンやカテキン、ポリフェノールが多く含まれる食べ物や飲み物を習慣的に摂取している場合、ステインが歯に定着しやすくなります。
ステインとは色素の種類ですが、これが歯のエナメル質と結びつくことで、黄ばみや汚れの原因になります。
また、タバコに含まれるタールも歯の黄ばみや変色の原因となります。

〇歯のミネラルが溶ける
食べ物や飲み物に含まれる糖分によりミュータンス菌が増え、歯のミネラルが溶け出すことで歯が黄ばむこともあります。
多くの場合、ミネラルが溶け出しても唾液中に含まれる成分を元に再石灰化が起きて黄ばみを防いでくれますが、糖分の多い食事ばかりしていると再石灰化が追い付かず、黄ばんでしまうことがあります。

〇加齢歯
年齢を重ねるにつれ、歯の象牙質が濃くなっていくことが考えられます。
象牙質はエナメル質より更に内側にある部分ですが、色が透けて見えることで黄ばんでいるように見えることがあります。
象牙質は加齢と共に茶色く変化しやすく、エナメル質を通して全体を見た時に黄色や茶色に見えてしまうのです。

〇口腔トラブル
虫歯の悪化や転倒などによる歯への強い衝撃で、歯の神経が壊死する場合があります。
象牙質の色が変わることによって黄色く見える可能性もありますので、「ただの黄ばみ」と思わず定期的に歯科医院に通院することが大切です。

■歯が白くなるメカニズム

黄ばみの原因と歯が白くなるメカニズムを知っておけば、ホワイトニング治療への理解がより深まります。
理想通りの効果を得るためにも学んでいきましょう。

〇過酸化物を含んでいるから
ホワイトニング治療をする際、一般的には過酸化水素や過酸化尿素など過酸化物を含んだ薬剤が使用されます。
過酸化物は唾液に含まれる酵素による分解で歯の象牙質を白くする効果がありますので、エナメル質を通して白くなった象牙質の色が見え、黄ばみの減少効果が期待できます。

〇ポリリン酸を含んでいるから
ポリリン酸を含んだ薬剤を使用することにより、歯の表面に定着した汚れや着色を浮かせます。ブラッシングや歯間ブラシなど日常的なデンタルケアだけでは取りきれない汚れを除去できますので、特に汚れが原因の変色に効果が見られます。

〇色素を分解できるから
専用の薬剤を使うことで、歯に沈着した色素を分解できます。
化学反応を起こし、歯の色素を減らすことで、治療前より白く綺麗に見えるようになります。

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■歯を白くしたいときの注意点は?

歯を白くしたいときは、過酸化物やポリリン酸を含んでおり、歯の色素を分解する効果があるものを使えば十分に効果が出ることがわかります。
しかし、上記の条件を満たしているからといって安易にホワイトニングしてしまうと、却って歯を傷めてしまうケースもあるので注意しましょう。
ここでは、歯を白くしたいときの注意点を解説します。

〇なるべく歯科医院でホワイトニングする
近年は時間・場所を問わず誰でも手軽に実施できるホームホワイトニング用薬剤が販売されていますが、可能な限り歯科医院でのホワイトニングを検討していきましょう。
もちろん、ホームホワイトニング剤も十分に安全性を検証してから販売されているため、説明書の通りに使用すれば大きな安全被害は起きないでしょう。
しかし、早く歯を白くしたいからと規定以上の薬剤を使ったり、長時間装着したままにしたりするケースが絶えないのも事実です。

場合によっては色むらができて目立ってしまったり、お金をかけたわりに期待通りの効果にならなかったりすることもあるので注意が必要です。
また、日本で認可されていない海外のホワイトニング剤を個人輸入する場合、特に安全性に関する調査が必要です。
そのため、歯科医師などプロに相談し、いつまでにどの程度の明るさにしたいのか伝えていきましょう。
そのうえで自分に合ったホワイトニングプランを提案してもらえれば、納得度の高い治療を受けやすくなるでしょう。

〇生活習慣の見直しが必要なケースがある
どんなにホワイトニングで歯を白くしても、その後の生活習慣によっては再度着色してしまうこともあります。
ブラッシングをあまりせず、歯が着色しやすい飲み物・食べ物を日常的に口にして、喫煙習慣もあった場合、どうしても次のホワイトニングまでの間隔が短くなります。
なるべく効果を長続きさせたいのであれば生活習慣に関するアドバイスも聞いた上で、改善できるポイントを探るのがおすすめです。
また、定期的に歯科医院に通ってスケーリングしてもらうなど、メンテナンスを欠かさないようにするのもポイントです。
当然ながら、ホワイトニングの効果は何十年も半永久的に続くものではありません。
普通に生活していても少しずつ気になるポイントが出てくる可能性があるので、ホワイトニングする頻度や料金なども含めて事前に相談しておくことが大切です。

〇ホワイトニング前に歯の検診を済ませておく
歯に傷や亀裂があると、ホワイトニング用の薬剤がしみたり歯が痛んだりすることがあります。
また、虫歯や歯周病があったときも同様であり、歯にダメージが加わるなど思わぬ影響が出てしまうことがあるので注意しましょう。
そのため、ホワイトニング前には歯の検診を済ませておきましょう。
歯科医院で実施するオフィスホワイトニングであれば必ず実施しますが、自宅でできるホームホワイトニングの場合、つい忘れてしまいがちです。
また、「鏡で見て何ともないから大丈夫だろう」と考えてしまい、見た目だけではわかりづらい傷や虫歯予備軍を見逃してしまうケースもあります。
まずはホワイトニングできる歯かどうか見極めたうえで、必要があれば虫歯の治療を優先するなど対策しておきましょう。
どうしてもこの日までにホワイトニングしたいという希望があればその旨を伝え、納得できる治療プランを探ることも大切です。

〇ホワイトニングしても白くならない歯がある
ホワイトニングをして白くなるのは、原則として天然歯のみです。
差し歯・入れ歯・インプラントなどがある場合、ホワイトニング後の白さと比較して変に目立ったりしないか、事前に検証しておく必要があります。
全ての歯が白くなるわけではないことを理解し、どの程度の白さにするかも含めて相談しておきましょう。

■まとめ

歯が黄ばむ原因は、食事やタバコなど生活習慣を見直すことで改善しやすいものもある一方、食べ物や飲み物でしつこくこびりついてしまった色素や、加齢による黄ばみはホームケアのみで取り除くことはなかなか難しく、ホワイトニング専用の薬剤を使用しないと効果が見られないこともあります。
虫歯や神経の壊死などの口腔トラブルが隠れている場合もありますので、歯科医院でチェックしながら白く美しい歯を手に入れられるよう、方法を探っていきましょう。

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院長

監修者

小笹 康寛 | 院長

患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。

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