銀歯とセラミックはどう違う?どちらがおすすめかまで解説

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コラム

銀歯とセラミックの違い

2023.01.26

銀歯やセラミックは差し歯や詰め物(インレー)、被せ物(クラウン)などに、使用されています。
この2つの違いを知っておくと、自分に合った治療や使用感を選択できるでしょう。
こちらの記事のように自分でも調べてみて、担当の歯科医師にも聞いてみましょう。

■銀歯とセラミックそれぞれの違い

銀歯とセラミックそれぞれの特徴を理解し、違いを学びましょう。
またどちらにもメリット・デメリットがありますので、かかりつけの歯科医師に相談しながらどの材質にするか決めましょう。

〇使用している材質
銀歯は銀色の金属で、セラミックは陶器素材でできています。
汚れのつきやすさ、見た目、色、強度などさまざまなポイントで違いがあります。
金属アレルギーがある人は銀歯を使用した治療ができない場合もあります。
セラミック、レジンなど、金属を使用しない材質を選びましょう。

〇保険治療の可否
銀歯を使った治療は健康保険を適用できますが、セラミック治療は保険適用外です。
2つを比較すると、治療費はセラミックの方がより高くなります。

〇治療後の効果
1回の治療が終わればそれで完了というわけではなく、長く使用する歯だからこそ治療後にも続く効果に目を向けておく必要があります。
歯との接着率が高いかどうか、今後また虫歯や歯周病に罹ってしまうリスクがどれだけあるかを考えていくのがポイントです。

〇ダメージへの強さ
歯ぎしりなど歯全体に与えるダメージに強いのは銀歯です。
セラミックも食事などの通常の力では割れません。
ものすごく強い歯ぎしりを繰り返す、ぶつけるなどがなければほとんど欠ける・割れることはないでしょう。
日常生活を送る上で簡単にセラミックが欠けてしまうことはかなり稀ですが、歯ぎしりや重い物を持って歯を食いしばる習慣のある人は歯科医師に相談しましょう。

〇歯を削る量
銀歯の場合、最低限の範囲を削るだけで済むことがほとんどです。
一方、セラミックの場合は銀歯と比較して歯を深く削ります。
後日セラミックから銀歯に変えにくいなどのデメリットも生じるので、一度セラミックにしたら今後もセラミックを使用することを前提にしておくことがポイントです。(場合により銀歯に変更できる可能性もあります。)

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セラミック治療の基本

■銀歯よりセラミックをオススメする理由

銀歯よりセラミックをオススメする理由は6つあります。

〇表面に傷がつきにくい
金属で作られている銀歯は表面に傷がつきやすい一方、セラミックは細かな傷に比較的強いとされています。
日々のブラッシングや食事の際の刺激も、一生分蓄積すればかなりのものになりますので、なるべくダメージに強い材質を選ぶのがよいでしょう。

〇汚れが目立ちにくい
セラミックの方がツルツルとした感覚を実感できます。そのため汚れが歯の表面に固着しづらく、また着いた汚れが目立ちにくいという効果も期待できるでしょう。
虫歯予防という観点からもおすすめです。

〇見た目が美しい
セラミックは白色であり、銀歯はその名の通り銀色です。
口を大きく開けた時や笑顔を見せた時に美しい見た目を維持できるのはセラミックでしょう。
審美を意識した治療をしたい場合に特におすすめです。

〇虫歯や歯周病になりにくい
治療箇所の僅かな隙間に汚れや食べカスが付着してしまい、虫歯や歯周病に発展してしまうことがあります。
セラミックの方が歯との接着性が高いため、汚れが入り込む隙間を最小限に抑えられます。
しかし、セラミックだからといって油断せず、ブラッシングやケアは丁寧におこないましょう。

〇金属によるダメージが発生しない
金属アレルギーの人でも使えるのはもちろん、長期間使用することによる歯茎の黒ずみを抑えられるのがセラミックです。
一度黒ずんでしまうと自然には改善されず、更に歯科医院での治療が必要になる場合もあります。
また、銀歯と違って金属を使用していないので金属アレルギーが起こる心配もありません。

〇銀歯に比べて軽い
セラミックの材質は陶器ですので、金属の銀歯と比べるとセラミックの方が軽いです。
そのためセラミックは歯に負担をかけることなく快適に使用できます。

■銀歯かセラミックか迷ったときの判断ポイント

最後に、銀歯にすべきかセラミックにすべきか迷ったときの判断ポイントを解説します。
どちらもメリット・デメリットのある治療法であり、歯科医師に相談しながら自分にとって最適な方を選択していきましょう。

〇治療費をシミュレーションして無理なく払えるか試算する
前述の通り、銀歯であれば保険適用となるため治療費の負担が安く済みます。
一方でセラミックは保険適用外であり、銀歯に比べると実費で負担しなければいけない額が増えてしまうので注意しましょう。
とはいえ、セラミックの治療にどの程度コストがかかるかは歯科医院ごとにさまざまです。
まずはどちらにすべきか迷っていることを正直に伝え、どちらのパターンもシミュレーションするため見積もりを出してもらうのがおすすめです。
無理なく支払いできる範囲か計算し、治療プランを決めていきましょう。

〇金属アレルギーの有無で決める
残念ながら、金属アレルギーのある方は銀歯に向きません。程度によっては完全に避けた方がよいケースもあるので、歯科医師に相談してみましょう。
セラミックの場合、金属を使う素材もあれば使わない素材もあるので、体質に合わせて自由に選択できます。

〇普段の生活に応じて決める
セラミックは歯との接着性が高く、銀歯と比較して汚れが付着しづらいというメリットがあります。
例えば咀嚼力が下がっている高齢者・自分で丁寧に歯ブラシするのが難しい方・間食の頻度が多くどうしても歯磨きの頻度が下がってしまいがちな方は、セラミックにするのがひとつの選択肢となります。
歯は今後10年単位で使うものなので、普段の生活習慣に合わせて最適な方を選ぶのがおすすめです。
ただし、セラミックだからといって確実に虫歯にならないわけではありません。
あくまでもセルフケアをサポートする素材として捉え、定期的な検診を経て虫歯を予防することが大切です。

〇歯科医師の意見を聞く
本当に迷ったときは、歯科医師の意見を聞くのがおすすめです。
歯科医師は銀歯とセラミック、どちらのメリット・デメリットも十分に理解しています。
病院ごとに異なる方針や歯科医師個人の考えも聞きながら、どちらの治療法に納得できるか耳を傾けてみましょう。

〇審美性の良し悪しで決めるく
見た目の美しさを重視する人は、銀歯やセラミックの症例写真を見せてもらいながら審美性の良し悪しで決めることもできます。
特に人の目につきやすい前歯などは、審美性を重視したいと感じるでしょう。
同じセラミックでも素材によって見た目が多少変わることもあるので、治療後に後悔するのを防ぐためにも事前に細かくチェックしておきましょう。

■銀歯からセラミックに交換することはできる?

既に銀歯がある場所を、セラミックに交換することは可能です。
見た目や金属アレルギーなどの問題を解消したい場合、セラミック素材の詰め物(被せ物)に変えられるケースがあるので相談してみましょう。
また、セラミックから銀歯に交換することも可能ですが、歯をセラミック用に少し深く削っており、神経に近くなるので、金属の熱感を伝えやすく痛みを誘発しやすくなります。
上記の理由から銀歯への交換はおすすめできません。

■まとめ

銀歯にもセラミックにもそれぞれの良さがありますが、傷や汚れに強く、見た目も美しく、金属アレルギーを起こさず、歯周病や虫歯の原因になりにくいのはセラミックです。
どんな素材を選択したとしても、日々のケアや定期的な健診を欠かさずおこない、歯の健康寿命を高めていきましょう。

当院の審美セラミック治療も併せてご覧ください。

審美セラミック治療

院長

監修者

小笹 康寛 | 院長

患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。

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