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コラム
ホワイトニング効果を長持ちさせるための歯磨き
2022.11.28
白い歯を手に入れたい時におすすめできるのがホワイトニングです。
しかし、ホワイトニング治療をおこなってもその効果が短くなってしまうのは残念です。
ホワイトニング治療後はしっかりと毎日ケアすることで効果を長持ちさせられるかもしれません。
特に日々の歯磨きは重要なので、ホワイトニング治療する前にしっかりと習慣化させると良いでしょう。
●ホワイトニング効果の持続性
ホワイトニング治療は方法によって効果が違うため、それぞれの特徴を頭に入れておくと良いでしょう。
・オフィスホワイトニング
歯科医院で歯科医師や歯科衛生士に直接処置してもらう方法です。
専門的な薬剤を使った処置をおこなえるので、ホームホワイトニングよりも短時間でホワイトニング効果を実感できます。
何度か繰り返すことで理想的な白さへと導く方法です。
薬剤が原因で歯がしみるなどの症状が起こった時でも専門家によってすぐに対応してもらえるため、初めてホワイトニングをする方でも不安を軽減できるでしょう。
歯の黄ばみが重度の方には非常におすすめできる方法でしょう。
・ホームホワイトニング
ホワイトニング治療には自宅でできるものもあります。
就寝時間を利用して薬剤を塗布することを数週間繰り返しますが、歯科医院で作った型に自分で薬剤を塗布する方法なので個人のライフスタイルに合わせた処置ができます。
効果を実感できるのは、オフィスホワイトニングよりもゆっくりであるため即効性はあまり期待できませんが、オフィスホワイトニングと併用する方や既にオフィスホワイトニングを終えた方が白さをキープするために利用されることもあります。
ホワイトニング治療は、全ての人が1回だけの処置で目標とする白さを手に入れることはなかなか困難ですし、時間が経つごとに少しずつ白さは低下していきます。
さらに歯の状態や生活習慣、セルフケアの方法など様々な理由が影響しているために白くなるまでの期間や白さを保てる期間などは個人差が大きく、持続期間の予測は困難です。
とはいえ、ホワイトニングの効果をなるべく持続させるにはやはり自宅でできるセルフケアは最も重要だといえるでしょう。
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●日々のケアを大切に
ホワイトニング治療を受けた直後は歯の表面が敏感になっているので約2日間は色の濃い飲食物(例:コーヒー、赤ワイン、カレーなど)や酸性の飲食物(例:炭酸飲料、柑橘類など)は避けるようにしましょう。
またホワイトニング治療前後は、治療の効果を高めるためにも歯科医院による専門的なクリーニング治療が必要です。
定期的に歯科医院を受診して、歯垢や歯石などの汚れを除去してもらいましょう。
複数回のホワイトニング治療を予定している場合にも定期的な受診は歯の状態を確認するために必要不可欠でしょう。
●効果的な歯磨き
日頃の歯磨きで、歯垢の汚れをしっかり落とすのも大事です。
歯垢がたまって歯石になってしまうと黄ばんだ汚れになりやすいのです。
毎食後はもちろん、口の粘つきや臭いが気になる起床時や寝る前などの歯磨きもおすすめです。
歯の根元・隙間・歯と歯の間・奥歯など細かいところも丁寧に磨くようにしましょう。
下記では、ホームケアに使えるアイテムを紹介します。
・歯ブラシと歯磨き粉
歯ブラシと歯磨き粉はどの家庭でも使用されていると思いますが、自分の口に合ったものか再確認してみましょう。
例えば、汚れ落とすことだけを考えるのであれば毛質が硬い歯ブラシを使うのが向いていますが、歯茎を傷つけることもあるので注意が必要です。
歯茎が腫れている、歯周病がある、などトラブルを抱えている人は毛質の柔らかいものを選ぶとよいでしょう。
また、口が小さな女性やお子様はヘッドのサイズが小さいものを選ぶなど、工夫することがおすすめです。
・電動歯ブラシ
電動歯ブラシは1本1本の歯を包み込むように磨いてくれるので洗浄効果が高く、磨き残しを予防できます。
自分では届かなかった部分にブラシが当たる、細かな振動で優しく磨ける、などメリットも多いので検討してみましょう。
自分で歯ブラシを動かす必要がないので、つい面倒で歯磨きをサボってしまいがちな方や高齢の方にもおすすめです。
ただし、強い力で使いすぎてしまうと却って歯茎を傷つけることもあるので注意が必要です。
・フロス
デンタルフロスを歯と歯の隙間に使うことで、歯に挟まった汚れを除去できます。
特に隙間が狭くて歯ブラシが入らない部分などに使うとよいでしょう。
前歯にも奥歯にも使える手軽さがあること、基本的に使い捨てるので清潔であることもメリットです。
歯磨きは、一見綺麗にできたように見えても意外と磨き残しが多いものです。
念のためフロスも使うよう心掛け、清潔度合いを上げていきましょう。
・歯間ブラシ
歯間ブラシもフロスと同じく歯と歯の隙間に使えるアイテムですが、隙間が広めの場所に便利なことが特徴です。
歯の根元など隙間がある部分であれば簡単に入れ込めるので、特に歯の根元に三角形の隙間がある方、歯茎が少し下がってきてしまっている方などに向いています。
ただし、形状によっては奥歯に使いづらいタイプもあるので注意が必要です。
ブラシがついている部分がL字型に曲がっているものであれば前歯にも奥歯にも使えるので、おすすめです。
・洗口剤(マウスウォッシュ)
適量を口に含んでゆすぐだけで清潔感を上げられる、便利なアイテムです。
歯磨きができない出先で使う方もいるので、食事の後・人と会う前・喫煙をした後の口臭対策などに使うとよいでしょう。
口腔内の菌を減らす効果があること、液体なので口の隅々まで広がることもポイントです。
ただし、付着してしまったプラーク(歯垢)を完全に洗い流すことはできないので、歯磨きの代わりにはなりません。
あくまでも歯磨きにプラスして使うものであることを理解しておきましょう。
・キシリトール配合ガムやタブレット
キシリトールには、虫歯の原因であるミュータンス菌の働きを弱める効果があります。
他にも、歯の再石灰化を促進する効果があるので、軽度の虫歯を治療した後にも最適です。
どうしても歯磨きができないときや手軽にデンタルケアしたいときは、キシリトール配合のガムやタブレットを使ってみるとよいでしょう。
スースーした清涼感もあるので、集中力を上げたいときや眠気覚ましに使う方も多いです。
・口腔保湿剤
口の乾燥に悩まれている方は、口腔保湿剤を使うのもひとつの手段です。
うがいや水分補給などの後に使えば潤いを閉じ込める効果があり、嚥下の難しい高齢者や乾燥による口臭がある方に向いています。
介護施設などで使われていることも多いですが、ドラッグストア等で手軽に手に入ります。
また、近年は新型コロナウイルス対策でマスクをする機会が増え、息苦しさから口呼吸になってしまう人も増えています。
口が乾燥すると虫歯になりやすくなるので、マスクをつける前に口腔保湿剤を使ってみるのもおすすめです。
●まとめ
ホワイトニング治療には複数の方法がありますが、いずれの治療方法も時間が経つと少しずつ色が戻る可能性があります。
複数回の治療で目標とする白さを手に入れたい時には定期的に歯科医院を受診して、検診とクリーニングを合わせておこなうようにしましょう。
また、毎日の歯磨きでは、歯垢をしっかり除去できるように丁寧で小まめな歯磨きをするように心がけましょう。
歯ブラシ以外の専用グッズを利用するのもおすすめです。
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監修者
小笹 康寛 | 院長
患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。