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コラム
白くて美しい歯にクラウン!素材の種類とその特徴
2020.07.15
クラウンとは、金属やプラスチックを利用した被せ物治療のことです。
保険適用となる治療方法なので、治療後の見た目に満足できないのではないかと不安に感じていらっしゃるかもしれません。
そんな方に知っていただきたい白くて美しい歯に導くためのクラウン治療についてのご紹介です。
●クラウンの種類
まずは、代表的なクラウンの種類についてご紹介します。
保険適用できるかどうかで、必要となる費用が異なります。
なるべく費用を安くしたいと考えている方のために保険適用内で治療ができるクラウンについてもまとめているのでぜひチェックしてみてください。
<保険適用内>
・銀歯
一般的によく使用される素材です。
金属でコーティングしているため、見た目が悪く金属イオンの影響で、歯茎が黒くなることもあります。
また、金属アレルギーの方は利用できません。
・レジン(プラスチック)
一般的なプラスチック素材に比べると、耐久性が強化されてはいますが、金属など他の素材に比べると耐久性が弱くなります。
見た目は白いのですが、時間の経過とともに変色してしまうため周囲の歯と比べた時に悪目立ちしてしまう可能性があります。
金属アレルギーの方でも利用できる素材です。
<保険適用外>
・金歯
昔からよく使用されている素材です。
金属ではあるものの、金属アレルギーにはなりにくい素材です。
奥歯であっても、口を開けた時に金属部分が見えてしまうため見た目を重視したい方にはあまり向いていません。
硬さが天然の歯に似ているので、噛んだときの違和感があまりありません。
・オールセラミッククラウン
透明感のある色合いで、天然の歯に近い仕上がりになります。
金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも利用できます。
見た目と耐久性があり、幅広い場所の歯に利用できます。
・メタルセラミッククラウン
内側が金属で作られた素材なので、時間の経過とともに外側の見た目に金属部分の黒い色が透けてきてしまうことがあります。
それでも、天然の歯に近い色合いを実現できる素材です。
・ハイブリッドセラミッククラウン
摩耗によりコーティング部分が削れてメタルが露出するということも多く、下の歯にハイブリッドセラミックをいれると咬む面の摩耗により金属が露出するため、当院ではお勧めしておりません。
●クラウン治療の流れ
当院では最長10年保証をしております。
本物の最終的なセラミック系補綴を入れる前に仮歯を使い、痛みや使い心地、機能面に問題がないかをチェックしたり、美しく仮歯を制作しその形に納得いただいた後に本物を制作しています。
特に前歯の歯の形の好みは大きく分かれることが多く、高い補綴を入れる前に大切な作業段階となります。
<1.問診、検査、診断>
お口の中全体で、現在気になることがあるかどうか悩みや要望などを確認します。
現在、金属アレルギーなどの何らかのアレルギーがある方や使用中の薬剤などがある時には、忘れずに伝えるようにしましょう。
実際にレントゲンなどの検査を使用することもあります。
口の中にあるクラウンを新しくしたい時にはクラウンの状態をチェックすることもあります。
<2.カウンセリング、治療方針の決定>
どのような仕上がりにしたいかを主治医とともに相談します。
使用予定のクラウンがもつ特徴について知れるのもこの時です。
費用や治療時間など様々な点で比較検討すると良いでしょう。
どの種類のクラウンを使うのか、どのような方法で治療を行うのかという治療方針を決定していきましょう。
<3.治療、型取りなど>
クラウン治療をする前に、虫歯や歯周病などの持病がある時にはその治療を優先することがあります。その後、実際のクラウン治療を行っていくのですが、まずは使用する部位の型をとる必要があります。
<4.クラウン作成、クラウン装着>
歯科技工士などによりクラウンが作成終了後、実際にクラウンを装着していきます。
噛み合わせのバランスや、色調の調整なども合わせて行っていきます。
<5.定期的なメンテナンス>
納得のいく調整ができてから、クラウンの装着が終わるとひとまずは治療が終了します。
ただし、クラウン装着後に不具合がないかどうかを確認するためにも歯科医院を受診して、定期的なメンテナンスを行う方が良いでしょう。
●まとめ
クラウン治療は、一般的な治療方法であるために保険適用内でも治療が可能です。
ただし、金属アレルギーがある方や、綺麗な仕上がりを目指したい時には保険適用外の素材を使ったクラウン治療がおすすめです。療がおすすめです。