白くて美しい歯にクラウン!素材の種類とその特徴、流れについて

京都歯科医院オズデンタルクリニック

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コラム

白くて美しい歯にクラウン!素材の種類とその特徴

2022.09.29

クラウンとは、金属やプラスチックを利用した歯の被せ物治療のことです。
治療後の見た目に満足できないのではないかと不安な方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方に知っていただきたい白くて美しい歯に導くためのクラウン治療についてのご紹介です。

●クラウンの種類

まずは、代表的なクラウンの種類についてご紹介します。
保険適用できるかどうかで、必要となる費用が異なります。
なるべく費用を安くしたいと考えている方のために保険適用内で治療ができるクラウンについてもまとめているのでぜひチェックしてみてください。

<保険適用内>

・銀歯
一般的によく使用される素材です。
金属でコーティングしているため、見た目が悪く金属イオンの影響で、歯茎が黒くなることもあります。
また、金属アレルギーの方は利用できません。
耐久性が高く、噛む力の強い人や歯ぎしり・食いしばり癖のある人でも長持ちしやすいことがメリットです。
一方で、専用の接着剤を使って処置するため年数とともに接着が剥がれることも多く、虫歯や歯周病が再発する可能性が高いこともデメリットとして知られています。

・レジン(プラスチック)
一般的なプラスチック素材に比べると、耐久性が強化されてはいますが、金属など他の素材に比べると耐久性が弱くなります。
見た目は白いのですが、時間の経過とともに変色してしまうため周囲の歯と比べた時に悪目立ちしてしまう可能性があります。
金属アレルギーの方でも利用できる素材です。

<保険適用外>

・金歯
昔からよく使用されている素材です。
金属ではあるものの、金属アレルギーにはなりにくい素材です。
奥歯であっても、口を開けた時に金属部分が見えてしまうため見た目を重視したい方にはあまり向いていません。
硬さが天然歯に似ているので、噛んだときの違和感があまりありません。

・オールセラミッククラウン
透明感のある色合いで、天然歯に近い仕上がりになります。
金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも利用できます。
見た目と耐久性があり、幅広い場所の歯に利用できます。

・メタルセラミッククラウン
内側が金属で作られた素材なので、時間の経過とともに外側の見た目に金属部分の黒い色が透けてきてしまうことがあります。
それでも、天然歯に近い色合いを実現できる素材です。
外側は陶器製のセラミックなので、見た目に金属の有無がわかることがなく審美性を求める方に向いています。

・ハイブリッドセラミッククラウン
プラスチックとセラミックを掛け合わせて耐久性を高くした素材です。
金属を使用していないので金属アレルギーの方でも使いやすく、後述するフルジルコニアクラウンのような硬さがないので周囲の歯に与えるダメージも抑えられます。
ただし、摩耗によりコーティング部分が削れてしまうことも多く、下の歯にハイブリッドセラミックを入れると噛む面の摩耗により内側部分が露出するため、当院ではお勧めしておりません。

・フルジルコニアクラウン
耐久性が非常に高いので、奥歯など力のかかりやすい場所によく使われます。
また、クラウン治療の経験があり何らかの原因でセラミックが割れてしまったなどのトラブルを抱える方や、できる限り定期的な作り替えを短縮したい方にもおすすめです。
その分審美性のある美しい見た目を重視したいときには向きません。
また、ハイポリッシュサーフェイスと呼ばれるフルジルコニアクラウンでないと、対合する歯に与えるダメージが大きくなり摩耗してしまうケースもあるので注意が必要です。

●クラウン治療の流れ

当院では最長10年保証をしております。
本物の最終的なセラミック系補綴を入れる前に仮歯を使い、痛みや使い心地、機能面に問題がないかをチェックし、美しい仮歯を制作してその形に納得いただいた後に本物を制作しています。
特に前歯の形の好みは個人差があり、高い補綴を入れる前の大切な作業です。

<1.問診、検査、診断>
お口の中全体で、現在気になることがあるかどうか悩みや要望などを確認します。
金属アレルギーなどの何らかのアレルギーがある方や使用中の薬剤などがある時には、忘れずに伝えるようにしましょう。

実際にレントゲンなどの検査をすることもあります。
クラウンを新しくしたい時にはクラウンそのものの状態をチェックすることもあります。

<2.カウンセリング、治療方針の決定>
どのような仕上がりにしたいかを歯科医師とともに相談します。
使用予定のクラウンがもつ特徴について知れるのもこの時です。
費用や治療時間など様々な点で比較検討すると良いでしょう。
どの種類のクラウンを使うのか、どのような方法で治療をおこなうのかという治療方針を決定していきましょう。

<3.治療、型取りなど>
クラウン治療をする前に、虫歯や歯周病などの持病がある時にはその治療を優先することがあります。
その後、実際のクラウン治療をおこなっていくのですが、まずは使用する部位の型をとる必要があります。

<4.クラウン作成、クラウン装着>
歯科技工士などによりクラウンが作成終了後、実際にクラウンを装着していきます。
噛み合わせのバランスや、色調の調整なども合わせておこなっていきます。

<5.定期的なメンテナンス>
納得のいく調整ができてから、クラウンの装着が終わるとひとまずは治療が終了します。
ただし、クラウン装着後に不具合がないかどうかを確認するためにも歯科医院を受診して、定期的なメンテナンスをおこなう方が良いでしょう。

●クラウン治療前のカウンセリング時に聞いておきたいこと

最後に、クラウン治療を成功させるためカウンセリング時に聞いておきたいことを紹介します。
下記の質問をして納得できるようであれば、クラウン治療に進みましょう。

<1.費用に関する説明>
クラウンは健康保険が適用されるものとされないものとがあり、素材や治療手法ごとに料金は千差万別です。
また、保険治療外の素材を使う場合は歯科医院ごとに料金体系がバラバラなことも多いので、あらかじめ費用感は掴んでおくと良いでしょう。
総額だけでなく支払のタイミングや手法を相談しておくことも大切です。

<2.素材ごとのメリット・デメリット>
前述の通りクラウンにはさまざまな治療法があり、使う素材ごとにメリット・デメリットが異なります。
いざ治療を始めてから「思っていたのと違った」「別の方法にすればよかった」とならないよう、メリット・デメリットを理解したうえで治療方針を決めていきましょう。
どうしても迷うときは、費用感や治療後のメンテナンス頻度などを聞きながら歯科医院ごとのおすすめを推奨してもらうのもひとつの手段です。
治療方針や患者様の状態に合わせておすすめも変わるので、都度聞いていくのが理想です。

<3.治療後のメンテナンス頻度>
クラウンは、装着して終わりという治療法ではありません。
他の治療にも同様のことがいえますが、一生ものではなく定期的なメンテナンスや作り替えが必要です。
会社で定期健診を受けるのと同じような感覚で歯科医院を利用し、虫歯や歯周病につながるリスクがないか診察してもらいましょう。
多少手間に感じられるかもしれませんが、これを怠ってしまうとクラウンの歪みや欠けが発生して気づかないうちに虫歯が進行することがあります。
結果的にクラウンの寿命を縮めてしまいかねないので、あらかじめ聞いたメンテナンス頻度に沿うのが理想です。

<4.神経治療の有無>
セラミックなどのクラウン治療の際は、虫歯の進行状況や歯を削る範囲に応じて神経を治療する可能性が出てきます。
神経を取ると、歯がもろくなったり将来的に破折などが起きたりする可能性があるので注意が必要です。
もちろんやむを得ず神経を治療することもありますが、しなくて良いのであれば維持しておいた方が良いでしょう。
また、治療期間も変わってきてしまうのでカウンセリング時に確認しておくことがポイントです。

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銀歯とセラミックの違い

●まとめ

クラウン治療は、一般的な治療方法であるために保険適用内でも治療が可能です。
ただし、金属アレルギーがある方や、より綺麗な仕上がりを目指したい時には保険適用外の素材を使ったクラウン治療がおすすめです。

当院のクラウンの審美治療についてはこちらをご覧ください。

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院長

監修者

小笹 康寛 | 院長

患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。

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