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コラム
セラミック治療の特徴【デメリット編】
2020.07.03
セラミック治療に関して、前回はメリットをお伝えしましたが、メリットばかりで逆に不安に感じている方のために今回はデメリットについてご紹介します。
メリットとデメリットを検討してあなたに合った治療方法を探してみてください。
●セラミック治療のデメリットとは
主要なデメリットについてまとめてみたので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
・保険適用にならない
歯科医院で治療をする時に虫歯や銀歯などの治療であれば保険が使えるのですが、白くて綺麗な歯にするためのセラミック治療では基本的には自費治療となり保険適用外となることに注意しましょう。
なぜなのかというと、歯科医院の治療では、保険の適用ができる治療方法として最低限の機能が回復するような方法や安価な材料であることが指定されているからです。
セラミック治療の場合は、綺麗な歯並びや外見的に白く見えるような歯を目指して治療を行うことが多いために、保険の適用とはなりません。
・変形の可能性
セラミックは延性がなく脆性破壊します。
ただその破壊強度はかなり高く歯よりも優れているものです。
割れやすいということはありませんが、固いものを食べた際に金属は変形、セラミックは破折します。
天然の歯も割れるようにセラミックの歯も硬いもの例えば砂利のようなものを強くかんだり、外れかかった状態で咬むと割れることがあるので、無理な使い方を避け、外れて歯のポジションが変わってきていないかどうかを定期的にチェックすることが大切です。
●セラミックの主な種類
一言でセラミックと言っても、様々な種類があります。
ご自身の歯の状態に合わせて選ぶと良いでしょう。
それでは、セラミックの種類について確認していきましょう。
・「オールセラミック」
全てをセラミックでできているのがこのオールセラミックです。
金属をまったく使用していないので、アレルギーがある方でも安心して使用できます。
長年経過しても、歯茎の色が変色するリスクもありません。
・「メタルセラミック」
内側が金属(メタル)、外側がセラミックで作られているのでオールセラミックに比べると重い素材です。
金属を使用しているので、金属アレルギーの方には向いていません。
また、長期間利用していると、金属の影響で歯茎に着色が起こってしまうことがあります。
様々な歯に利用しやすい素材です。
・「フルジルコニア」
とにかく高い耐久性を求めている方におすすめするのがフルジルコニアです。
耐久性があるため、奥歯に使うことの多い素材で、綺麗な見た目を重視するような前歯などには向いていません。
以前にセラミック治療をしたけれど、何らかの原因でセラミックが割れてしまったというような経験がある方は耐久性の高いフルジルコニアがおすすめです。
ただしハイポリッシュサーフェイスでないと対合の歯が摩耗してしまいます。
・「ハイブリッドセラミック」
プラスチックとセラミックを混ぜ合わせて、耐久性を高くした素材です。
金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも利用できますが、セラミックと比べて破折、摩耗、変色しやすいという特徴があります。
自然な色合いを出すのが難しいのですが、フルジルコニアのような硬さがないので周囲の歯に負担をかける心配はありません。
●まとめ
セラミック治療のデメリットを知って、納得のいく治療を行いましょう。
迷った時には、まずはセラミック治療を行う予定の歯科医院に相談すると良いでしょう。