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コラム
ホワイトニング効果が出ない歯
2019.12.16
歯を白くするというホワイトニングですが、実は期待しているような効果が出にくい歯が存在するのをご存知でしょうか。
知らずに治療をした結果、想像していたような白さを実感することができなかったということにもなりかねません。
専門的な治療を受けようとしているのに、間違った方法では歯の白さを取り戻すことが難しくなります。
今回はホワイトニングをしても効果が出ない歯があるということをご紹介します。
ぜひホワイトニング治療前に一度ご覧ください。
●加齢による着色
歯の内側には黄色い象牙質が、外側には半透明のエナメル質があります。
加齢によってエナメル質がすり減ってくると、内側にある黄色い象牙質の色が少しずつ見えてくるようになります。
通常であれば、表面のエナメル質はさまざまな刺激によってでこぼことした形になっているので、これを平らにするために綺麗に研磨してからホワイトニングをします。
しかし、加齢により元々すり減っていた場所を削ってしまうため、この後に表面だけをホワイトニングしても、象牙質の色が見えてしまうために効果を実感しにくくなります。
歯の状況によっては表面全体に被せものをするなど他の方法が向いていることがあるので、かかりつけの歯科医師に直接患部を診察してもらうようにしましょう。
●既に神経が死んでいる
外部からの強い衝撃や虫歯などが原因で歯の神経がその働きを失ってしまっている時には、通常は黄色い象牙質が黒く変色することがあります。
灰色から少しずつ黒い色に近づいていってしまった時には、歯の神経がうまく働いていない可能性が高くなります。
この場合、歯の内部に効果の高いホワイトニング剤をいれて歯を白くする方法としてウォーキングブリーチという方法があります。
またホワイトニングを行うよりも歯全体に被せ物をして補強をするなど他の方法が良いこともあります。
歯の黒ずみが気になっている方はなるべく早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
●詰め物や差し歯
歯の治療に使った詰め物や差し歯が時間を経ることで黄色く変色することがあります。
この時にホワイトニングをしてもあまり効果を実感することはありません。
もしこの状態でホワイトニングをしたとすれば、他の正常な歯だけが白くなるので、気になっている部分の着色が目立ってしまうことにもなりかねません。
外側だけが変色しているのであれば、変色した部位を取り除いてから再度治療をすることで着色がほとんど気にならない程度の自然な色合いになります。
しかし、歯の内部にある象牙質に何らかの変化がある時には、場合によっては差し歯を交換するなどさらに丁寧な治療が必要になります。
昔、治療をした部分の色が変化していると気が付いた時には、歯科医院を受診して原因を調べてもらうようにしましょう。
●まとめ
歯の黄ばみや黒ずみが気になった時に考えるのがホワイトニングですが、口腔内の状態によってはホワイトニングの効果を実感しにくいことがあります。
まずは早めに歯科医院を受診して、歯が着色している原因を詳しく調べてから、それぞれに合った治療法で白さを取り戻していくことをおすすめします。
原因によっては治療法がそれぞれ異なります。
歯の治療には時間がかかるものもあるので、いつもとは異なる歯の着色に気が付いた時には、なるべく早めにかかりつけの歯科医院を受診するようにしましょう。
ご自身で気が付きにくい場所にある奥歯や歯の裏側などは、定期的な歯科検診を受診することで発見されやすくなります。
将来的にも歯の白さを保ちたいという時には、定期的な歯科受診をおすすめします。
かかりつけの歯科医院がないという方や、セカンドオピニオンとして他の歯科医師に説明を聞きたいという時など
ホワイトニングに関するお悩みはもちろん、通常の虫歯や歯科検診などいつでも当院までお気軽にご相談ください。