期待しているほど効果が出ない?ホワイトニング効果が出ない歯の特徴

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コラム

ホワイトニング効果が出ない歯

2022.06.10

歯を白くするホワイトニングですが、実は期待しているような効果が出にくい歯もあるということをご存知でしょうか。
知らずに治療した結果、想像していたような白さを実感できなかったということにもなりかねません。
専門的な治療を受けようとしているのに、間違った方法では歯の白さを取り戻すことが難しくなります。
今回はホワイトニングをしても効果が出ない歯があるということをご紹介します。
ぜひホワイトニング治療前に一度ご覧ください。
 

●加齢による着色

歯の内側には黄色い象牙質が、外側には半透明のエナメル質があります。
加齢によって外側のエナメル質がすり減ってくると、内側にある黄色い象牙質の色が少しずつ見えてくるようになります。
通常であれば、表面のエナメル質はさまざまな刺激によって、でこぼことした形になっているので、これを平らにするために綺麗に研磨してからホワイトニングします。
しかし、加齢による着色だと元々すり減っていた場所を削ってしまうため、この後に表面だけをホワイトニングしても、象牙質の色が見えてしまうため効果を実感しにくくなります。
歯の状態によっては表面全体に被せものをするなど他の方法が向いていることもあるので、かかりつけの歯科医師に直接患部を診察してもらうようにしましょう。
 

●既に歯の神経が死んでいる

外部からの強い衝撃や虫歯などが原因で歯の神経がその働きを失ってしまっている時には、黄色い象牙質が黒く変色することがあります。
灰色から少しずつ黒い色に近づいていってしまった時には、歯の神経がうまく働いていない可能性が高いです。
この場合、歯の内部に効果の高いホワイトニング剤を入れて歯を白くする方法としてはウォーキングブリーチという方法があります。
また、ホワイトニングするよりも歯全体に被せ物をして補強するなど他の方法が良いこともあります。
歯の黒ずみが気になっている方はなるべく早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
 

●詰め物や差し歯

歯の治療に使った詰め物や差し歯は時間が経つことで黄色く変色することがあります。
この時にホワイトニングをしてもあまり効果が実感できません。
もし、この状態でホワイトニングしたとすれば、他の正常な歯だけが白くなるので、気になっている部分の着色が目立ってしまうということにもなりかねません。
外側だけが変色しているのであれば、変色した部位を取り除いてから再度治療することで着色がほとんど気にならない程度の自然な色合いになります。
しかし、歯の内部にある象牙質に何らかの変化がある時には、場合によっては差し歯を交換するなど、さらに丁寧な治療が必要になります。
昔、治療した部分が変色している場合は、歯科医院を受診して原因を調べてもらうようにしましょう。
 

●詰め物などの金属が溶けだしている

詰め物や差し歯に使用している金属部分が溶けだしている場合、歯や歯茎との境目が黒ずむことがあります。
紅茶・コーヒーなどに含まれるステインやタバコのヤニ汚れと異なり、明らかに黒い色をしているため分かりやすい症状として現れます。
ホワイトニングでは完全に取り切れないことが多く、歯に付着したメラニン色素を除去する治療が必要です。
レーザー治療・外科治療・薬剤除去など、さまざまな手法があるガムピーリングなどによる治療をする歯科医院が多いため、自分の歯の色がホワイトニングで落ちそうか事前に相談してみるとよいでしょう。

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●幼少期の治療に原因がある

近年は使われることが少なくなっていますが、テトラサイクリン関連の抗生物質を使った歯科治療を幼少期にしていた場合も当てはまります。
歯に直接テトラサイクリン系の抗生物質を塗布すると、歯の色がグレー・イエロー・ブラウンに変わる可能性があります。
または左右対称にうっすらと縞模様ができるなど、見た目にも分かる変化となることもあるでしょう。
エナメル質より内側の深層部にある象牙質が変色していることが原因であり、表面をホワイトニングしても白さを実感しづらいかもしれません。
 

●歯のエナメル質が薄い

元々の体質で歯のエナメル質が薄い場合、どうしてもエナメル質の色が透けて見えやすくなります。
歯の表面に付着した着色汚れがくすみの原因でないため、ホワイトニングによる効果は感じにくいでしょう。
また、体質だけでなく炭酸飲料など酸性の飲み物を常飲している場合も、エナメル質が薄くなる可能性があります。
いわゆる「歯が溶ける」状態に近い酸蝕歯となるため、まずは酸蝕歯の治療からスタートすることをおすすめします。
酸蝕歯を放置した場合、前歯の端から欠ける・噛み合わせ面に凹みが生じる・冷たいものや熱いものがしみる・詰め物や被せ物が取れやすくなる、などさまざまなデメリットが生じるため要注意です。
 

●ホワイトニング方法が間違っている

ホワイトニングといっても、実は多種多様な手法があります。
歯科医院で治療する「オフィスホワイトニング」では、医師もしくは薬剤師など資格のある人しか扱えない高濃度の過酸化水素・過酸化尿素が使われるため、効果も高くなります。
しかし、家庭でおこなう「ホームホワイトニング」の薬剤は一般の方でも扱えるよう濃度が調整されていたり薬剤が変更されていたりするため、どうしてもオフィスホワイトニングよりは効果が出づらくなってしまうのです。
また、ホワイトニング専門サロンなど一見ホワイトニングに長けているお店であっても、歯科医院のように「医療機関」ではないためオフィスホワイトニングはできません。
過去にホワイトニング経験があるのに効果を実感できていない場合、使用している薬剤やホワイトニングの頻度を再度チェックしてみることをおすすめします。
 

●ホワイトニング後の日常生活に問題がある

ホワイトニング後は、ステインが多く含まれる食事はしばらく避けましょう。
ワイン・コーヒー・紅茶などの飲み物や、着色料が含まれている色鮮やかな食材・カレー・緑黄色野菜なども着色しやすいことで有名です。
ホワイトニング直後は歯の表面のペリクルという膜が剥がれていることが多く、無防備な状態です。
ペリクルが剥がれた状態でいつも通りの食事をしていると、白くなったはずの歯が再度着色しやすくなるため注意しましょう。
反対に、パパイヤ・キウイ・パイナップルのように汚れを分解する役割を持つ果物や、エナメル質の生成を助けるチーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品はホワイトニング後に最適です。
 

●まとめ

歯の黄ばみや黒ずみが気になった時に考えるのがホワイトニングですが、口腔内の状態によってはホワイトニングの効果を実感しにくいことがあります。
まずは早めに歯科医院を受診して、歯が着色している原因を詳しく調べてから、それぞれに合った治療法で白さを取り戻していくことをおすすめします。
原因によっては治療法がそれぞれ異なります。
歯の治療には時間がかかることもあり、いつもとは異なる歯の着色に気が付いた時には、なるべく早めにかかりつけの歯科医院を受診するようにしましょう。
ご自身で気が付きにくい場所にある奥歯や歯の裏側などは、定期的な歯科検診を受診することで発見されやすくなります。
将来的にも歯の白さを保ちたいという時には、定期的な歯科受診をおすすめします。
かかりつけの歯科医院がないという方や、セカンドオピニオンとして他の歯科医師に説明を聞きたいという時など
ホワイトニングに関するお悩みはもちろん、通常の虫歯や歯科検診などいつでも当院までお気軽にご相談ください。

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監修者

小笹 康寛 | 院長

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