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コラム

子どもの歯の健康を守りたい!小児歯科での治療について

2023.08.18

乳歯は、永久歯が生えるまでの間に顎の発育や正しい発音を助ける役割があります。
乳歯の健康状態は永久歯の健康にも直結するので、定期的なメンテナンスが欠かせません。
一方、「乳歯はそのうち永久歯に生え変わるし、小さな虫歯であればそこまで急いで治療する必要がないのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、小児歯科の重要性について解説します。
子育て中は特に忙しい毎日を送ることになるため、つい歯科治療を後回しにしてしまいがちですが、本記事を参考にしっかり対策していきましょう。

■子どもが歯科医院を受診する大切さについて

まずは、なぜ子どもが歯科医院を受診するのがなぜ大切なのか解説します。

〇虫歯などのトラブルに早く気づけるから
何より重要なのは、虫歯などのトラブルを早期発見・早期治療することです。
乳歯に虫歯がなければ、永久歯が虫歯になったり将来歯並びが悪くなったりする可能性を減らせます。
「乳歯であれば、虫歯になってもその後永久歯に生え変わるから大丈夫」ということではないため、健診を兼ねて定期的に歯科医院でチェックしてもらうのがよいでしょう。
また、虫歯だけでなく「乳歯がなかなか抜けない」「歯並びが咀嚼や発音に影響している」などの事態にも気づけるのもメリットです。

〇「自分で磨いてみたい」という挑戦心を育てられるから
小児歯科では保護者だけでなく子ども本人へブラッシング指導をするケースもあり、「自分で磨いてみたい」という挑戦心を育めます。
また、「お医者さんに褒められた」「少しずつできるようになってきた」という貴重な成功体験が得られることも多いです。
お子様が自分でしっかり歯磨きできるようになるまでは仕上げ磨きをする必要がありますが、早い段階で自分の歯を気にする習慣をつけておくとよいでしょう。

〇自身のデンタルIQを高められるから
デンタルIQとは、歯とお口の健康に関する関心・意識の高さを表す言葉です。
子ども時代からデンタルIQを高くできれば、ちょっとした違和感でも早めに歯科医院にかかる習慣をつけられます。
また、うっかり歯磨きするのを忘れてしまうリスクを減らしやすく、日常的な健康にも大きく寄与するのがポイントです。
大人になってから歯磨き習慣を大幅に変えるのは、なかなか難しいものです。
子どものうちから早めに対策しておきましょう。

■子どもが歯科受診を始めるタイミングはいつ?

お子様が歯科受診を始めるタイミングは、乳歯が生えた頃が適切と言われています。
乳歯が生えるタイミングは個人差があり、平均して生後6ヶ月頃だといわれていますが、なかには生まれたときに歯が生えている子もいます。
生えたばかりの乳歯はエナメル質が永久歯の半分程度しかないことが多く、虫歯になりやすいので注意しましょう。
また、各市区町村では1歳6ヶ月児健診の際に歯科健康診査をするため、その前後で歯科医院にかかる方も多いです。
その他、ある程度歯が生えそろったタイミングや生え変わりのタイミングで受診する方もいます。

■子どもの歯科受診でおこなう予防歯科と治療

子どもの歯科受診でおこなう予防歯科・治療は、主に下記の通りです。

〇ブラッシング指導
虫歯予防の第一歩として、毎日できるブラッシングのやり方を指導します。
お子様の歯のサイズに合った歯ブラシや年齢に合った歯磨き粉を選定したり、歯に関する小さな質問・相談を受け付けたりすることもあります。
まだ自分で歯ブラシを持てない小さなお子様であっても、保護者の方にブラッシング指導できるので、仕上げ磨きの参考にしてみましょう。
小学校に上がって以降はお子様本人への指導も始め、少しずつ自分でできる範囲を増やしていきます。

〇フッ素塗布
フッ素は歯の再石灰化や強化を促す役割があり、乳歯や生え始めの永久歯に塗布します。
塗布中の痛みがなく、施術時間も短いので小さなお子様であっても負担になりにくいのがメリットです。
虫歯予防の効果が高く、虫歯ができる前から歯科医院にかかるきっかけにもなります。

〇シーラント
シーラントとは、奥歯表面の溝をフッ素配合のプラスチック樹脂で埋める治療法です。
奥歯の溝は歯ブラシが届かないことも多く、食べカスや汚れが溜まってしまいがちです。
結果、虫歯の原因になってしまうことも多いです。
その溝を埋めることができれば歯の表面がつるつるになるので、予防もメンテナンスもしやすくなります。
ただし、シーラントは半永久的に理想的な状態を維持できるとは限りません。
取れたり欠けたりした場合は再度塗布する必要があるので、定期的に健診に行くとよいでしょう。

〇虫歯治療
もし虫歯ができてしまった場合、早期発見・早期治療が欠かせません。
大人であれば歯を削って詰め物をしたり抜歯して人工歯を入れたりすることが多いですが、乳歯や低年齢の場合は別の治療法を試すことが多いです。
虫歯の進行を止めるサホライドを塗布して経過観察したり、最小限の治療をしてフッ素を塗布したり、状態に合わせて変更します。
ただし、重度の虫歯になると抜歯が必要になるケースもあり、その後の歯並びなどに大きく影響するので注意しましょう。

〇抜歯
乳歯が永久歯に生え変わるタイミングで、ぐらぐらしてなかなか抜けない場合は抜歯をすることもあります。
歯がぐらぐらしているままだと食事がしづらく、子ども本人のストレスになるケースもあるので、相談してみましょう。
自然に抜けるまで様子を見ることもできますが、下から永久歯が生えてしまっている場合は、その後の歯並びを考えて抜歯することも可能です。

〇矯正
子どもの矯正は、早くても永久歯が乳歯に混ざるようになってから実施することが大半です。
簡易的な装置を使って治療するところから始め、全て永久歯になってから本格的に歯並びや噛み合わせを調整していきます。
歯並びだけでなく、顎を広げながら歯とのバランスを整えたり、上顎と下顎のバランスを見たりすることもあります。
ただし、何歳から小児矯正を始めるべきなのかは、歯科医院により意見が異なります。
また、一概に年齢だけで治療開始時期を区切れるものではなく、いわゆる受け口や出っ歯などの症状や顎と歯の状態で変動しやすいのも悩ましいポイントです。
まずはかかりつけの歯科医院に相談し、自分の子にとって理想的なタイミングについて計画立てていくのがよいでしょう。
状況により異なるのでまずは相談してみるのがよいでしょう。

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■小児歯科は何歳まで対応できるのか

小児歯科の診察対象に明確な年齢制限はありませんが、一般的には中高生(18歳前後)までの治療を指すことが多いです。
全てが永久歯に生え変わっても、しばらくの間は歯並びや噛み合わせなど不安なことが多いはずです。
であれば、無理に大人向けの歯科医院を探さず、慣れ親しんだ小児歯科にかかってもよいでしょう。
保護者・お子様どちらも歯に関する不安がなくなり、ブラッシングやフロスなど虫歯予防を一人でできるようになったら卒業、と考えるのが一般的です。
そのころには顎の成長もある程度完成されているので、大人用の治療法も提案しやすくなります。

■まとめ

小児歯科は0歳から受診でき、歯が生える前後の相談や質問などを気軽にできる場所でもあります。
乳歯や永久歯が生えても継続して受診できるので、親子の意識づけのため上手に活用していきましょう。
また、子ども時代の虫歯は永久歯にも影響しやすく、治療法も限られているため非常に危険です。
「定期的に見てもらって、何も問題なければOK」の感覚で気軽に健診し、今の歯の状態を理解できるよう努めましょう。

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院長

監修者

小笹 康寛 | 院長

患者さまの歯を長持ちさせることを第一に考え、一人ひとりに合わせた最適な治療方法をご提案し、ご納得いただいた上で治療を進めております。お口に関する疑問・お悩み等ございましたら、どんなことでもご相談ください。

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